カフェインと子ども

Yukiko Yamazaki

School Nurse

カフェインとは何か?

カフェインは、コーヒー豆、マテ茶を含む茶葉、カカオ豆、ガラナの実などに天然に含まれる食品成分ですが、科学的に合成されたカフェインは食品、飲料、医薬品に添加されることもあります。カフェインは覚醒させる作用があり、注意力、エネルギー、脳活動を促進します。1日のカフェイン摂取量と主な摂取源は国や食習慣によって異なりますが、コーヒーとお茶が最も主要な摂取源です。

カフェインは子どもにどのような影響を与えますか?

日本ではカフェイン摂取に関する年齢規制はありませんが、厚生労働省によると子どもの体や脳は大人よりもカフェインの影響を受けやすく、子どものカフェイン摂取には注意が必要だと説明しています。カフェインは体内に8時間以上留まることがあり、カフェインの効果が切れると、頭痛、イライラ、疲労感を感じたりする場合があります。カフェインには骨の成長に必要なカルシウムを体外へ排出されやすくもなります。また、カフェインを過剰に摂取し、中枢神経系が過剰に刺激されると副作用として以下の症状が起こる可能性があります。

  • 心拍数の増加または不整脈
  • 血圧の上昇
  • 呼吸数の増加
  • 眩暈
  • 不安感
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 落ち着きのなさ、興奮
  • 下痢
  • 睡眠不足、不眠症状

食品に含まれるカフェイン量一覧表

食品名カフェイン濃度
コーヒー60 mg/100 ml
インスタントコーヒー(粉末)57 mg/100 ml
紅茶30 mg/100 ml
緑茶20 mg/100 ml
エナジードリンク*32~300 mg/100 ml
  • *商品により、カフェイン濃度や内容量が違う。

カナダ保健省による子どもに悪影響のない最大カフェイン摂取量

4~6歳児45 mg/日
7~9歳児62.5 mg/日
10~12歳児85 mg/日
13歳以上の子ども2.5 mg/kg体重/日 例(体重40 kg=100 mg/日)

製品のラベルや成分表に記載されているカフェイン含有量をチェックすることが大切です。特にエナジードリンクには、糖分と高濃度のカフェインが含まれており、たった一本で一日の上限量を軽く超えてしまう場合があり注意が必要です。KISTでは子どもの健康と安全を重視し、K. ショップや自動販売機でコーヒーやエナジードリンクなどカフェインを多く含む飲み物を子どもには販売しておりません。

参考資料:

Yukiko Yamazaki

School Nurse